不登校のおうちじかん

学校へ行かないことを選択したこどもと暮らす

不登校親の気持ち。不登校を受け入れる②親とつながる

どうしたらいいの?

子どもが体調不良で中学校に行けなくなって、
不安で仕方なくて、支援者がやっている不登校の親サークルに入りました。

何をどうしたらいいのか?
これからどうしたらいいのか?
答えを教えてほしい。

そう思っていました。

サークルに入ったころは、正直、親とつながることを
そんなにメリットだと感じていなかった。

だけど、サークルで日々投稿される親子の様子や、親たちの葛藤をみるたびに、励まされ、勇気づけられていました。

先をいく親を見る

子どもともギクシャクしていた不登校初期、
衝撃だったのは、サークルのイベントでZOOM越しに、
先をいく母を見たことでした。

まだZOOMで顔出しも声出しも出来ず、
入るのも緊張していたそのころ、
母たち主催のイベントがあったんですね。

そこで、母たちの、
あり方に、

なんだこれは、、、
と、涙がでました。

子どもたちのことを評価せず、ありのままの姿で、
まるごと受け止めて、寄り添っている。

子どものことを話される様子を見て、衝撃を受けました。

こんなふうなのか、、、。

ああ、そうなんだ、、、。と、思った。

あれは、私の転機でした。

情報は自分を助ける

そして、情報共有することで、ひとりでは見えなかったものが見えるようになってきました。いろんな情報がもらえるようになった。

例えば、
出席連絡を学校へ毎日するのは大変だから、
行くときだけ電話するよう、先生に交渉する。とか、
卒業アルバムは買わないことを選べる。など、実践的なこと。

通信制高校についての情報。今通っている保護者の感想。

公立で改革をした麹町中学校元校長の工藤勇一さんのこと。
大空小学校元校長の木村泰子さんのこと。

海外での教育事情。
おすすめの本、YouTube、テレビ番組の紹介。

情報は、自分を助けてくれ、学校や先生とのやりとりに自信をくれました。
そして、いろんな角度から不登校を見ることができるようになった。

気持ちを聴いてもらう、自己表現をする

サークルでSNSに投稿したり、ZOOMで交流しながら、
時には気持ちがあふれて、泣いてしまうこともありました。

私は、子どもが不登校になるまえから、自己表現ができなくて、
吸った息が吐けないような人だったのですが、
すこしづつ、すこしづつ、自分を出せるようになってきた。
想いを表現できるようになった。

誰かに気持ちを聴いてもらって、受け止めてもらうことが、
自分の気持ちを整理するのにとても役立ちました。
反対に、自分が受け止めてあげられたと思える時もあって、
そんなときは心がポカポカしました。

場を広げる

不登校の親のサークルで、自分の居場所を見つけた私は、
もっとつながりたい。と思うようになりました。

不登校って、やっぱりマイノリティー
常識や正論はちょっと横に置いて、わが道を行かなくてはいけない。
だから、ひとりでは吹き飛ばされそうな気分になる。
本人や保護者という、当事者にしかわからない気持ちを抱えていると思うんですよね。

また、一方で。
先日発表された統計で、全国に、24万人もの不登校小・中学生がいるとわかりましたね。
たくさんテレビでも報道されました。

そんなにマイノリティーでもないんじゃない?
意外と身近に、たくさんいるんじゃない?

と、思ったんですよね。

ひとりで抱えるのは、つらすぎる。

いろんな人とつながりたい。

苦しい気持ちは、どこかに吐き出す。
書いてもいいし、しゃべってもいい。

ネットでも、リアルでも、つながりたい。

来週は、今までに行ったことのない、リアルの親の会へ参加予定です。
楽しみ。

メルカリで収入


収益はどのくらい?

子どもの不登校をきっかけに仕事を辞め、出来た時間で家の整理をしつつ、メルカリを始めました。

2022年7月から出品開始。  

2022年12月8日までの収益 81,670円
売った商品数 116点

あらためて見ると、コツコツよくがんばったなぁ~!と思います。

メルカリのルールを知る

はじめは、
知らない人と住所と氏名を交換するんでしょ?
そんなの怖いから無理!
と思っていたのですが。

「匿名配送」というシステムがあるんです。
郵便局かヤマト運輸で、メルカリのアプリに出したQRコードをピッと読み込めば、紙が出てくる。(もしくはアプリで専用シールのQRコードを読む。)
それを貼り付けて窓口やポストに出すだけ。
相手もこちらも住所氏名を知らないまま、売買ができます。
宛名も書かなくていいので、楽ちんです。

そこに抵抗がなければ、いつものように住所氏名を書いて売買もできます。

梱包した商品の厚さ、大きさ、重さなどで送料が変わってきますので、
やりながら送料について学びました。
商品の売り上げから送料と手数料(商品価格の10%)を引かれたものが、利益となります。
送料をわかっておかないと、値段がつけられないため、メジャーで測りながら送料を想定し、値段を決めます。

あとは、メルカリの規約を読んで、出品禁止のものを把握したり、禁止事項などを確認しました。

梱包はどうする?

梱包は、基本的には、水濡れ防止のビニール製の袋に商品を入れて、それをもう一度何か(紙袋、封筒、ショップ袋など)で包む。
クッション材が必要な時はプチプチや段ボール箱を使用する。

私はたいてい、梱包時には再利用品を使用します。
商品説明にその旨も書いておく。
そのほうが環境にもお財布にも優しいですからね。
アマゾンや楽天で買い物をした時の梱包資材は、きれいに開封して、取っておきます。

やりとりが楽しい

収益ももちろんうれしいですが、お客様とチャットでお話しするのも楽しいです。
今まで売ったものは次の通り、様々。
★子どものスーツ、服、靴、帽子、赤ちゃん布団、毛布、おもちゃ、楽器、音符カード、ヘッドセット、レインコート
★私の服、洗顔関係、ポーチ、バッグ
★夫の筋トレマシーン、ゲーム、ゲーム機、コントローラー、バッグショルダー
★アーティストのグッズ
★本、絵本、教科書、問題集、図鑑

もともと家に迎え入れたのですから、愛着もある。
お客様に喜びの言葉をいただくと、とてもうれしい。
ときどき、丁寧にお礼を書いてくださる方がいるんですね。心がポカポカします。
それに、誰かのもとでまた使ってもらえるっていいですよね~。
モノも喜んでると思います。

そして、私には、売買経験が残る。
とてもいい循環だと思います。

家もモノが減って一時スッキリしましたが、売上金で本を買ってしまうので、
また本棚がいっぱいになってきました。
また整理しないといけません~。

不登校、子の安否確認。学校との関わりで困ること。

担任の先生の家庭訪問

 我が家には、小学生と中学生の不登校の子どもがいます。
 小学校も中学校も、担任の先生から連絡をいただくのですが、
子どもは先生に会いたがりません。電話も出ない。関わりを持とうとしません。
 不登校の段階表(一番下↓)を見てもらうとわかるのですが、本人が望んでいない場合、先生からの連絡は、本人の心の平安を妨げることがあるんですね。
 学校がしんどいから家で休んでいるのに、学校を思い出させてしまう。
 だから親は、そこでストップして、対応することになります。

 子どもが、学校と繋がりたい場合は、本当にありがたいと思うんです。
 ちょっと顔見てもらったり、ちょっとお話したり。それで子どもがエネルギーが上がるのなら、とても救われると思うんです。

 困るのが、うちみたいに、子どもが会いたくない場合です。
 先生が、忙しい中、わざわざ家を訪ねてきて、様子をうかがってくれている。
 親にしたら、ありがたいです。気にかけてもらえて。
 できたら、先生の期待に応えて、ちょっとでもあいさつしてくれないかな。って思う。
 親が、先生の期待に応えたくなっちゃうんですね。

 私も、そういう気持ちになってました。
 
 でもね、それって誰のため?何のため?
 ってことですよね。

子どもが決める

 不登校親サークルで支援者の方に、
「子どもに聞いてください。先生が来られたら会いたいか、電話が来たら話したいか。子どもの中にしか答えはない。」
 って言われて。 

 あらかじめ、子どもに聞いておくようにしました。

 子どもの決定どおりに対応する。
 先生には、来ていただいても子どもは会わない旨を伝えておく。
 そしたらね、ずいぶん気が楽になりました。
 私は、ただの伝える役、ですからね。
 なにか、書類など持ってきていただいた折には、丁寧にお礼を伝えるようにしています。

困るのは安否確認

 学校は、子どもが家で安全に過ごしているか。無事か。を、確かめないといけないみたいですね。
 虐待がないか。ってことですね。
 
 普段から、電話などで様子を伝えていても、その真相を、、というお気持ちはわかります。
 
 わかります。

 ですが、

 ですが。

 やはり、
 子どもの心が大事なんですよね。

 今を大事にして、エネルギーを貯めてほしいわけです。
 最優先事項は、こちらなんですね。

 そして、次に大事なのが、親子の信頼関係です。
 これが壊れたら、子どもにとっての社会との接点が切れてしまいます。
 子どもがしゃべらなくなってしまいます。
 寄り添えなくなる。

 それで。

 「今は、会えません。すみません。」
 
 となる。

 申し訳ない。
 でも、どうにもできなくて、心苦しい。

 で、ですね。
 そうすると、管理職、おそらく校長先生のお考えに左右されるのではないかと思うのです。
 我が家の場合、小学校は、私が電話で、子どもの様子をお伝えするのみでOKでした。

 中学校が、大変でした。

 「ちらっとでも、会えませんか?窓辺にいる姿を見られませんか?」
 と言われるわけなんですが、
 「すみません。できません。」
 と言うしかなく、困っていたところで。

 ちょっと不都合が起こって、子どもが病院へ行ったんですね。
 その行き帰りで、偶然、同級生数人に会いまして。
 それを担任に告げたところでOKになりました。
 同級生が証言してくれるから、安否大丈夫、ということですね。

 それから、担任の先生との電話やZOOMでの安否確認も提案してもらいましたが、子どもが嫌がりまして。
 オンラインフリースクールに確認してもらうことで落ち着きました。
 
 子どもが、オンラインフリースクールに入っているので、そこでの活動状況などを、担任の先生から直接連絡取っていただくことになりました。

 先生にはお手数をおかけして申し訳ないですが、私の心の負担がなくなって、ずいぶん平和になりました。
 よかった~~。

 やっぱりですね、親としては
 できることなら先生の期待に応えたいんですよ。
 だから、心苦しい。
 折り合いがつくまでの間、ほんとに心が苦しくて。
 
 安否確認、、、大変だなあ。と思います。

***D.Liveさんの段階表***
不登校の段階表】
http://www.blog.dlive.jp/wp-content/uploads/2021/08/dankai.pdf
公式YouTube不登校のわが子にできること)にて、
学校などで自由に配布してください。
と書いてありましたので
貼り付けさせていただきました。

不登校親の気持ち。兄弟で不登校。


兄の不登校

 はじめに、中学生の長男が不登校になりました。
 小6から本格的に体調不良になり、中学校を一学期通ったのち、完全不登校へ。

 そのとき、小学生の次男も
「自分も学校やめたい。」
 と言いました。

 それまでも、小学校の不満を言っていた次男。
 だけど、風邪もそんなにひかず、ほぼ皆勤賞で小学校に通っていました。
 お友達とのトラブルもあったけど、言い返しているようだったし、なんとか乗り越えていけるかな?と思って見ていました。

弟には学校行ってほしかった

 兄が不登校
 弟には学校行ってほしいって思っていました。

 兄が不登校だから、不登校っていう選択肢があると思えるよね。
 「兄がどんな想いで不登校になったか知ってるかい?」
 「軽い気持ちじゃないんだよ?」
 「兄は体調不良がひどい。だから、仕方なく、なんだよ?」
 「学校は行きたくなくても行くんだよ?」
 「小学校で不登校になったら、勉強どうするの?」
 「困るの自分だよ?」

 いろんなことを言いました。
 学校にも行かせました。
 
 そしたら、次男がおなかが痛いと言い始めました。

 ショック。

 兄のときと同じ失敗をするのか、、??

 通っていた習い事の前にも、おなかが痛くなって、行きたがらなくなった。
 
 私が、もう、受け入れるしかない、、と思いました。

 私は、次男の「学校行きたくない」が、
「さぼりなのか?」「行けないのか?」見極められなくて、揺さぶっていたのだと思います。
 結果的に、私はそれで納得して、不登校を受け入れるほうに舵を切りました。
 私としてはその工程が必要だったけど、次男にとっては酷だっただろうし、傷つけてしまっただろうと思う。
 
 よかったのかどうか今でもよくわかりません。

母、落ち込む

 兄が不登校になっても、弟は学校に通っている。 

 それは、私の支えでもありました。
 だから、ある意味、長男の時よりしんどかった。

 自分責めしそうになった。
 でも、不登校親サークルで、
「自分を責めることはやめましょう。いいこと何にもないです。」って言われました。

 それは、知ってる。
 親のメンタルが悪くなって、家が居心地いい空間でなくなるのはよくない。
 お母さん、笑ってる方がいい。
 わかってる。
 でも、出来ない。

 とりあえず、
 おいしいお茶飲もう。
 コーヒー飲もう。
 いい景色観よう。
 なんとかかんとか、ストレスコーピングしながら、ズドーンと落ち込まないところぎりぎりで持ちこたえました。
 長男の時の経験や知識は、自分を助けてくれました。
 
 あとになって気がついたことですが、長男が不登校になったとき、その対応を知らなくて、家の中が荒れていたんですね。
 長男も親も混乱していて。
 次男には、申し訳ないことをしたと思っています。

 学校でいろいろ嫌なことがあっても、家は安全基地で、また元気回復して学校へ行く。
 そうしてあげたらよかったのに、その機能が果たせなかった。
 それどころか、兄や私が彼のエネルギーを奪っていた。
 本当に申し訳ない。

最善を尽くしていた

 そのときは自分のことで精いっぱいでした。

 でも、そのときの最善を尽くしていた。

 だからもう、起きてしまったことは仕方ない。

 次男には次男の想いがあって、学校へ行かないことを選択した。

 それを受けて、
 じゃあ、どんなふうに生きていこうか?

 一緒に考えていこう。

 家を安全基地にして、居心地のいい居場所にしよう。

 やりなおしをしよう。
 人はいつでもやりなおしできるって、木村泰子さんが言っていた。
 何歳からでも。

現在の我が家は、落ち着いていて、兄弟仲良いです。良かった~。

 楽しいこと、いっぱいしよう!

映画「みんなの学校」と木村泰子さん講演会へ行きました


感想(ネタバレします)

 映画「みんなの学校」を観ました。
 大阪の南の方で、地域のイベントとして開催されたものに参加しました。

 みんなの学校。
 自分で作る自分の学校。
 周りの子どもたちの育ち方に、胸を打たれました。
 ほんとにすごい。
 子どもたちで、自然に助け合っている。

 先生や地域の大人たちが、困っている子にひたすら寄り添う様子を、常に周りの子たちが見ている。そして、言葉もかけられている。
 
 何ができなくても、否定されない。
 そこは誰にとっても安心な場所だ。

 誰かが排除されている様子を見れば、いつか自分が排除される恐怖を抱える。敏感な子は、排除されている様子がつらすぎる。

 主体性が育つだろうなあ。
 自由もあって、責任もある。そんな風に見えました。

 あなたの学校やから、あなたがいてくれないと。
 っていうメッセージを大人たちが出し続けているように見えました。

こどもたちのその後

 講演で、木村泰子さんが、映画に登場した子どもたちのその後の話をたくさんしてくれました。
 貧困の家庭に育った子。中学から施設に入って、この映画を寮母さんとみたあと、「オレって大事にされてたんやなあ。」と言ったんだと。そして、高校は無遅刻無欠席で学校へ通いながら、小学校へサポーターとして毎日、自転車で通っていたんだと。
 子どもがしんどい家庭環境であっても、地域や学校の大人の支えで、こんなにまっすぐ育つんだ。優しさを受けて育てば、優しさを返してくれるんだ。困った子は、困っている子。排除するのは、違うんだな。と、強烈に教えてもらった気がします。

学校を転校してきた子

 前の学校で、特別支援クラスにいた子。普通学級の子からひどい言葉をかけられて、傷ついて、学校嫌いになって、転校してきた子。
 映画の中で、だんだん学校に居場所を見つけて、居心地がよくなっている様子がうつっています。
 彼は、現在20歳になって、東大のインクルーシブ教育のシンポジウムで、木村先生と一緒に発言したそうです。
 「発達障害は病気じゃありません。個性です。治すものではありません。
自分は、みんなの学校でみんなに受け入れてもらった。
だから、自分もみんなを受け入れないといけないと思った。
みんなの学校は、どこでも作れると思います。」
と、立派に発言されたそうです。

先生登場

 映画に、就任2年目ではじめて担任をもった男性教師がクローズアップされるのですが、その先生が、木村校長先生に「クビや!」って怒られるシーンがあるんです。
 男性教師が、感情的に児童を怒っているシーンも残っていて、そのあとで、木村校長から「あれは体罰や。あの子があのあと、飛び降りたらどうするつもりやった?そんなんやったら、子どものために、先生やめた方がいい」って、言われる。
 痛い。子どもに対して感情的になってしまう気持ちもわかる。でも、やっちゃいけない。これが残ってるの、先生、つらくないかなって映画を見ながら思ったんですよね。
 そしたら講演で、木村さんが、「今日は〇〇先生が来てくれてます!」って紹介されて。
 無茶ぶりだったみたいですが(笑)、その男性教師が壇上で話されたんです。
 採用試験うかってから、10年だとおっしゃってました。ちょうど今、務めてらっしゃるところから会場が近かったみたいで、教え子の小学生10名くらいと来られてたようでした。
 すごいな~。ほんと、すごいな~。
 尊敬します。
 私もそうありたい。自分の失敗も乗り越えて、自己開示していきたい。

不登校ゼロ

 大空小学校が不登校ゼロなら、そこに大きな大きなヒントがあるのじゃないでしょうか?
 みんなの学校。
 自分でつくる自分の学校。
 誰かに管理される学校じゃない。

 何ができてもできなくてもそこにいていい。
 誰も、排除されない。
 自分も、排除されない。排除しない。
 自分の学校。

 教育は、誰のため?何のため?
 主語は、子ども。

 いいなあ~。
 こんな学校で育ちたかった。

 

我が子たちも、不登校になる前に、
こんな学校に行ってほしかったよう!!

 

 

みんなの学校ホームページhttp://minna-movie.jp/

不登校親の気持ち。不登校を受け入れる①ダメじゃなかった


自分を知ること

 中学生のわが子が不登校になって、もう、どうにも不安で、
支援者がやってらっしゃる不登校親のサークルに入りました。

 そこで学んだことは、
「他者受容の前に、自己受容」
「まず、自分を受け入れてから、ありのままの子どもを受け入れる」
「順番は、必ず、自分が先」
ということでした。

そして、
「自己受容は、自己理解からスタート」

 というわけで、
自分を知ることを始めました。

 それでわかったことは、
私には「なんか自分はズレてる。なんか風変わりでダメだ」という考えがあること。
そして、「そのダメな自分は、バレないように隠さなきゃいけない」と思っている、ってこと。
 これまで、いつのころからか、何かあると引っ込む、隠れる、という生き方をしてきて、自分の表現を押し込めてきているんだ、、と、気が付きました。

ダメな親

 そしてそして、
わが子の不登校は、自分が、ダメな親だと言われている気分だったのです。
 だから、痛い。
 私はダメだと隠したい。けれど、自分ではどうすることもできない。
 もう隠せない。
 痛い。

 さらに、小学生の弟まで、不登校
 もうね、完全にダメな母親になった気分でした。

 ただ、私は人のことは受け入れやすい。
 自分以外はダメと思っていない。
 だから、子どもたちの様子を見ながら、こうしたらエネルギー下がる、これは元気が出るなど、そこは冷静に、日々の様子を観察していました。

 そして、日を追うごとにゆっくりゆっくり変化してく子どもたちを見て、この方向であってる。常識と言われることとは違うことしてるけど、たぶんこれであってる。と、思っていました。

ダメじゃなかった

 私の心の師匠は、由佐美加子さんと水島広子さんなのですが、本や動画を見ながら自分と向き合っているうちに、気持ちが変化していきました。

 これでいい。
 ありのままの私でいい。
 ダメでもいい。
 ダメな親でもいい。

 ダメじゃないと決める。
 完全な人などそもそも存在しない。
 このままでいい。
 このままで、でていけばいい。

 メンタルが落ち着かないときもあるけど、おおむね自分を肯定できるようになってきた。
 不登校についてもいろんな進路や、高校選びを知り、どこにも所属しない期間さえもありだと思えるようになった。
 人生100年時代を生きる子どもたちが、そんなに生き急がなくてもいいような気がしてきた。
 好きなことして、強みを生かして、生きていく選択肢がアリだとおもうようになった。

 と、
 そんなこんなで、

 私はダメじゃないかもしれない。
 私はダメな親ではない。

と思うに至りました。

 (わが子に関しては、ダメと思ったことが、そもそもない)

 「不登校を受け入れる」というより、
「わが子と不登校をともに生きる」という感じがしっくり来ている現在です。

長男との関係

 私は、話すより書く方が得意で、ゆっくり思考型なんですね。
 一方、長男は頭の回転が速い。
 成長してからは、
「もう~、お母さん。大丈夫~?」みたいなことを言われるようなっていて。

 私の中では、ダメって言われるのはとても痛くて、長男に論破しかけてたんですが、(関係は悪化します)
 ダメじゃない、ダメでもいいって思えてから、長男との関係がよくなりました。

 まず、ダメと言われる痛みが減った。

 今日は、一緒に換気扇の大掃除してたんですが、
「もう、お母さん、、、、」て言われても、
「大丈夫よ~。こんな出来なかったら、周りが助けてくれるから。どうにかなるから。心配いらないよ~。」と、答えていました(笑)。

不登校親の気持ち。不登校初期、推し活に救われた。

とにかく不安だった

 我が家には、ふたりの不登校男子がいます。
 はじめの子が完全不登校になってから、1年が経ちました。

 不登校初期。
 不登校の段階でいうところの混乱期に、親子ともいました。
(↓段階表については一番下に記載)

 何が起こってるかわからないところから、
支援者と親のサークルにつながって、一安心し、
ひと通りどうしたらいいかの知識は得た。

 だが!
 だがしかし!!

 子どもも混乱してる。
 親も混乱してる。

 理想通りになんてできなくて。
 現実が苦しすぎて、受け止めきれませんでした。

 世間一般的なレールから外れてしまった、
この先どうなるんだろうって思ったし、
不安で不安でしかたなかった。

子どもから離れよう

 接触すると、子どもから暴言を吐かれ。
 私の口からは、不安をあおる言葉しか出てこず。

 支援者の方に、「この時期は離れましょう。見ないことです。」
と言われて、とにかく自分に集中しました。
 そのころ、自分の言動が子どもにストレスを与えてるのは、自覚できていました。

人は成長する

 気の向くままYouTubeをみているうちに、たまたま出てきたBTSを観るようになりました。
 はじめはたくさんいるメンバーの顔と名前も一致しないところから、ネットに残っている膨大な量の動画を見あさりました。
 本当によく残っていて、小学生のジョングクさんがオーデイションをうけた動画や、デビュー前の寮での集団生活など、まだ彼らが少年でかわいらしいところから現在まで見ることができるのです。

 私はそのとき、彼らの成長ストーリーを追っていたのだと思います。
 
 「人は成長する」

 私が得た結論です。

 あんなに幼かった子たちが、美しい青年になるのですから。
 未来に希望が持てるじゃないかと思えたのです。

 自分のしんどさが薄れていくにつれ、推し活は終わりました。

 彼らには感謝しかない。

 そして、推し活の尊さを学べました。

 誰かを好きって、幸せなエネルギーですね! 

***D.Liveさんの段階表***

不登校の段階表】

http://www.blog.dlive.jp/wp-content/uploads/2021/08/dankai.pdf

公式YouTube不登校のわが子にできること)にて、

学校などで自由に配布してください。

と書いてありましたので

貼り付けさせていただきました。