不登校のおうちじかん

学校へ行かないことを選択したこどもと暮らす

不登校、子の安否確認。学校との関わりで困ること。

担任の先生の家庭訪問

 我が家には、小学生と中学生の不登校の子どもがいます。
 小学校も中学校も、担任の先生から連絡をいただくのですが、
子どもは先生に会いたがりません。電話も出ない。関わりを持とうとしません。
 不登校の段階表(一番下↓)を見てもらうとわかるのですが、本人が望んでいない場合、先生からの連絡は、本人の心の平安を妨げることがあるんですね。
 学校がしんどいから家で休んでいるのに、学校を思い出させてしまう。
 だから親は、そこでストップして、対応することになります。

 子どもが、学校と繋がりたい場合は、本当にありがたいと思うんです。
 ちょっと顔見てもらったり、ちょっとお話したり。それで子どもがエネルギーが上がるのなら、とても救われると思うんです。

 困るのが、うちみたいに、子どもが会いたくない場合です。
 先生が、忙しい中、わざわざ家を訪ねてきて、様子をうかがってくれている。
 親にしたら、ありがたいです。気にかけてもらえて。
 できたら、先生の期待に応えて、ちょっとでもあいさつしてくれないかな。って思う。
 親が、先生の期待に応えたくなっちゃうんですね。

 私も、そういう気持ちになってました。
 
 でもね、それって誰のため?何のため?
 ってことですよね。

子どもが決める

 不登校親サークルで支援者の方に、
「子どもに聞いてください。先生が来られたら会いたいか、電話が来たら話したいか。子どもの中にしか答えはない。」
 って言われて。 

 あらかじめ、子どもに聞いておくようにしました。

 子どもの決定どおりに対応する。
 先生には、来ていただいても子どもは会わない旨を伝えておく。
 そしたらね、ずいぶん気が楽になりました。
 私は、ただの伝える役、ですからね。
 なにか、書類など持ってきていただいた折には、丁寧にお礼を伝えるようにしています。

困るのは安否確認

 学校は、子どもが家で安全に過ごしているか。無事か。を、確かめないといけないみたいですね。
 虐待がないか。ってことですね。
 
 普段から、電話などで様子を伝えていても、その真相を、、というお気持ちはわかります。
 
 わかります。

 ですが、

 ですが。

 やはり、
 子どもの心が大事なんですよね。

 今を大事にして、エネルギーを貯めてほしいわけです。
 最優先事項は、こちらなんですね。

 そして、次に大事なのが、親子の信頼関係です。
 これが壊れたら、子どもにとっての社会との接点が切れてしまいます。
 子どもがしゃべらなくなってしまいます。
 寄り添えなくなる。

 それで。

 「今は、会えません。すみません。」
 
 となる。

 申し訳ない。
 でも、どうにもできなくて、心苦しい。

 で、ですね。
 そうすると、管理職、おそらく校長先生のお考えに左右されるのではないかと思うのです。
 我が家の場合、小学校は、私が電話で、子どもの様子をお伝えするのみでOKでした。

 中学校が、大変でした。

 「ちらっとでも、会えませんか?窓辺にいる姿を見られませんか?」
 と言われるわけなんですが、
 「すみません。できません。」
 と言うしかなく、困っていたところで。

 ちょっと不都合が起こって、子どもが病院へ行ったんですね。
 その行き帰りで、偶然、同級生数人に会いまして。
 それを担任に告げたところでOKになりました。
 同級生が証言してくれるから、安否大丈夫、ということですね。

 それから、担任の先生との電話やZOOMでの安否確認も提案してもらいましたが、子どもが嫌がりまして。
 オンラインフリースクールに確認してもらうことで落ち着きました。
 
 子どもが、オンラインフリースクールに入っているので、そこでの活動状況などを、担任の先生から直接連絡取っていただくことになりました。

 先生にはお手数をおかけして申し訳ないですが、私の心の負担がなくなって、ずいぶん平和になりました。
 よかった~~。

 やっぱりですね、親としては
 できることなら先生の期待に応えたいんですよ。
 だから、心苦しい。
 折り合いがつくまでの間、ほんとに心が苦しくて。
 
 安否確認、、、大変だなあ。と思います。

***D.Liveさんの段階表***
不登校の段階表】
http://www.blog.dlive.jp/wp-content/uploads/2021/08/dankai.pdf
公式YouTube不登校のわが子にできること)にて、
学校などで自由に配布してください。
と書いてありましたので
貼り付けさせていただきました。