不登校のおうちじかん

学校へ行かないことを選択したこどもと暮らす

不登校親の気持ち。兄弟で不登校。


兄の不登校

 はじめに、中学生の長男が不登校になりました。
 小6から本格的に体調不良になり、中学校を一学期通ったのち、完全不登校へ。

 そのとき、小学生の次男も
「自分も学校やめたい。」
 と言いました。

 それまでも、小学校の不満を言っていた次男。
 だけど、風邪もそんなにひかず、ほぼ皆勤賞で小学校に通っていました。
 お友達とのトラブルもあったけど、言い返しているようだったし、なんとか乗り越えていけるかな?と思って見ていました。

弟には学校行ってほしかった

 兄が不登校
 弟には学校行ってほしいって思っていました。

 兄が不登校だから、不登校っていう選択肢があると思えるよね。
 「兄がどんな想いで不登校になったか知ってるかい?」
 「軽い気持ちじゃないんだよ?」
 「兄は体調不良がひどい。だから、仕方なく、なんだよ?」
 「学校は行きたくなくても行くんだよ?」
 「小学校で不登校になったら、勉強どうするの?」
 「困るの自分だよ?」

 いろんなことを言いました。
 学校にも行かせました。
 
 そしたら、次男がおなかが痛いと言い始めました。

 ショック。

 兄のときと同じ失敗をするのか、、??

 通っていた習い事の前にも、おなかが痛くなって、行きたがらなくなった。
 
 私が、もう、受け入れるしかない、、と思いました。

 私は、次男の「学校行きたくない」が、
「さぼりなのか?」「行けないのか?」見極められなくて、揺さぶっていたのだと思います。
 結果的に、私はそれで納得して、不登校を受け入れるほうに舵を切りました。
 私としてはその工程が必要だったけど、次男にとっては酷だっただろうし、傷つけてしまっただろうと思う。
 
 よかったのかどうか今でもよくわかりません。

母、落ち込む

 兄が不登校になっても、弟は学校に通っている。 

 それは、私の支えでもありました。
 だから、ある意味、長男の時よりしんどかった。

 自分責めしそうになった。
 でも、不登校親サークルで、
「自分を責めることはやめましょう。いいこと何にもないです。」って言われました。

 それは、知ってる。
 親のメンタルが悪くなって、家が居心地いい空間でなくなるのはよくない。
 お母さん、笑ってる方がいい。
 わかってる。
 でも、出来ない。

 とりあえず、
 おいしいお茶飲もう。
 コーヒー飲もう。
 いい景色観よう。
 なんとかかんとか、ストレスコーピングしながら、ズドーンと落ち込まないところぎりぎりで持ちこたえました。
 長男の時の経験や知識は、自分を助けてくれました。
 
 あとになって気がついたことですが、長男が不登校になったとき、その対応を知らなくて、家の中が荒れていたんですね。
 長男も親も混乱していて。
 次男には、申し訳ないことをしたと思っています。

 学校でいろいろ嫌なことがあっても、家は安全基地で、また元気回復して学校へ行く。
 そうしてあげたらよかったのに、その機能が果たせなかった。
 それどころか、兄や私が彼のエネルギーを奪っていた。
 本当に申し訳ない。

最善を尽くしていた

 そのときは自分のことで精いっぱいでした。

 でも、そのときの最善を尽くしていた。

 だからもう、起きてしまったことは仕方ない。

 次男には次男の想いがあって、学校へ行かないことを選択した。

 それを受けて、
 じゃあ、どんなふうに生きていこうか?

 一緒に考えていこう。

 家を安全基地にして、居心地のいい居場所にしよう。

 やりなおしをしよう。
 人はいつでもやりなおしできるって、木村泰子さんが言っていた。
 何歳からでも。

現在の我が家は、落ち着いていて、兄弟仲良いです。良かった~。

 楽しいこと、いっぱいしよう!