不登校の子どもの居場所。何気ない会話とネットに救われること。
何気ない会話
スーパーで買い物した帰りに、自転車置き場で、
高校生の男子2人が他愛もない話をしていました。
きのうの夜、変な時間に目が覚めちゃって。とか。
ワールドカップが楽しみで。とか。
サッカー好きやなあ。オレはサッカーきらい。とか。
ああ、これ。
不登校になって失うものって、この時間よね。
と、思いました。
学校の行き帰りや、休み時間に、人と話す。
この時間が無くなってしまったんですよね。
オンラインでの居場所
オンラインゲームで人と繋がる。
そしてだんだん関係性ができてきて、 他愛のない話をするようになる。
オンラインゲームが居場所になる。
子どもたちを見ていて、本当にそう思います。
我が家には、小学生の不登校男子がいるのですが、オンラインフリースクールに入っています。
親が出てほしいと思うイベントには、なかなか参加してくれませんが(笑)、
ネットでずっと楽しそうにしゃべっています。
オンラインフリースクールに入った当初は、声出しが恥ずかしいと言って、チャット書き込みで参加していました。
それが続くこと、5ヶ月。
ある日、「声出しする。 」と言いました。
様子を見ていたんだと思います。
そして、ここなら自分を出しても大丈夫。
受け入れてもらえる、と、思ったんじゃないかな。
今日のごはんが何だった、とか。
お寿司食べにいったんだよ、とか。
ワールドカップ観てる?とか。
聞こえてくる内容に、母はほっこりしています。
ずいぶん元気になったなあ~って、
しみじみ思います。
お互いに同じ、不登校という境遇で。
孤立しないですむんですね。
我が家には、中学生の不登校男子もいるんですが。
こちらは学校に行っている高校生ふたりとオンラインゲームを通して繋がっています。
高校の課題とか、テストとか、コロナにかかったとか。
いろんな話題で話しているみたいです。
こちらは自室で話しているので、あまり聞けません(笑)
ネットに救われること
支援者の人にも知ってもらいたいなあ~。 と思います。
ここで、こどもたちの心が回復していることを。
ときどきね、
小児科の診察室で。
スクールカウンセラーの相談室で。
学校の先生と話しているときに。
傷つくことがあるんですね。
ネットを否定しないでほしい。
子どもたちの、かけがえのない居場所であることを理解していてほしい。
ときに、命づなであることを。
自分が自分でいるために必要な場所だってことを。
知ってほしい。