不登校のおうちじかん

学校へ行かないことを選択したこどもと暮らす

不登校になる前から教えてほしかったことと、もしもタイムマシンに乗れるなら。

いったい何が起こってるの?

中学生の長男が完全不登校になってから、1年が過ぎました。

中学校に通ってた長男。
片頭痛、吐き気、めまい、胃腸不良で食欲不振。
朝が起きられなくなりました。
あまり食べられなくなりました。
起きてきても1日中顔色が悪くて。血色のない真っ白な顔してました。

全力で心配して病院へ行き、いろんな検査受けました。

「学校行きなさい。」
「何時間目から行けるの?起きたら行くんだよ。」
「休む?だったらせめて、勉強だけでもしておいたほうがいいよ? 」
学校の授業、どこまで進んでるだろう?

子どもの心配をしながら、私は子どもの将来を心配していました。

不登校というものを知らなかった。

いったい何が起こっているの?
どうやったら学校に戻れるの?

必死でした。

子どもは、
「学校に行きたくないわけじゃない。
 友達だってたくさんいるし。
 家でこうしてるより、友達といた方が楽しいんだ。
 だけど、体が動かない。」
と言いました。
だから、体調さえ戻してあげられれば、学校に戻れると思っていたのでした。

だけど、学校へ行く準備をして、頭痛薬飲んで、
やっとの思いで朝ごはん食べて、、、
もどしちゃう。

今、思い出してもつらいです。泣けてきます。
あの頃がいちばん、つらかったかもしれない。

体調不良が何のサインなのか?

心の声だってこと。

そんなこと、知らなかった。

思えばね、よく体調不良を起こしてたんですよ。
小学生の時から。
幼稚園の時から。

人より風邪をひきやすい子なんだと思ってた。

ところがね、
学校を本格的に休み始めてから、風邪をひくことが激減しました。

教えてほしかった

中学校に入る前に。
小学校に入る前に。
なんなら、幼稚園に入る前に。

「学校へ行きたくない。」

この声がでる前に、体の声がでることがありますよ。
こんな症状がでたら、お子さんからのサインかもしれませんよ。
お子さん自身もわかっていない、心の声かもしれませんよ。

って。

ずいぶん遠回りしたあと、

「学校へ行きたくない。
 もう2度と行かない。
 先生には会わない。」

長男の心の声が、言葉になりました。

子ども自身も、学校は行くものだと思っていて。
親もそれが当然だと思っていて。

限界までがんばったんだね。

「もう学校に行かなくていい。」
それしか言えませんでした。

もしもタイムマシンに乗れるなら

小学校も環境が合わなかったんだな、と気づいた私。

「もしもタイムマシンに乗れるなら、
 小学校に戻って、休みたいと言ったら、もっと休ませるのがいいね。」
って、長男に言ってみました。

そしたら、
「もしもタイムマシンに乗れるなら、小学校から行かない。」
と、長男。

なるほどね。